タミフルを服用しても安全?

タミフルの副作用は異常行動が起こる?

タミフルという薬はインフルエンザを発症した患者に処方される薬として特に有名なものですが、処方される事例が多いだけにさまざまなことが言われるようにもなっています。
特に言われる機会が多いのが「タミフルを飲むと異常行動が起こる」というようなことですが、これは多くの人にとって不安に感じることとなるでしょう。
特にかつての事故のように、小学生などの子供に異常行動が起きることによって転落事故が発生するなどに繋がってしまえば、後悔してもしきれないことになってしまうでしょう。
さて、ではタミフルの副作用として異常行動は本当に起きるのかというと、これは確かに報告されていることです。
また副作用として妄想などの精神症状もあるとされていますから、そうした妄想によって異常行動が引き起こされているというように考えれば、異常行動は副作用の一つであるとして考えることもできるでしょう。
ただしかし「タミフルを飲むと異常行動が起こる」というように断言して良いかといわれると、それは違います。
どのような薬にでも副作用はありますし、その副作用は人の体質などによって発生するかどうかが大きく変化するからです。
また過去に副作用を起こしたことがある人であっても次の投与では同様の副作用が発生することは無かったというようなケースもあります。
加えてその時々に薬を併用していたことなどによって副作用が引き起こされたというような報告もあるわけですから、単純にタミフルと異常行動を直接結びつけて良いというわけではないのです。
もちろんこうした副作用がある、副作用が起きた時には重篤な事態につながるリスクがあるということは考えておくべきではありますが、本当に投与が必要なタイミングであるのに「副作用が怖いから」と言って飲むのを拒むといったようなことは避けるようにしましょう。

タミフルでインフルエンザを治療する期間

日本では11月から2月にかけてインフルエンザの大流行をみることができます。インフルエンザは40度近くの高熱に見舞われ、関節痛、嘔吐、下痢、咳、鼻水といった症状が辛く、重篤化することで様々な疾患に陥ることもあります。特に高齢者や子供など免疫力や抵抗力の弱い人がインフルエンザに感染すると、肺炎や脳症を併発することがあり非常に危険です。生活がままならなくなり、登校や出勤ができなくなるほどです。高熱が出た場合は風邪ではなく、先ずインフルエンザを疑ってみて早急に医療機関を受診することが大事です。病院では鼻の粘膜を採取し、検査にかけます。陽性と出ればインフルエンザの専門治療薬であるタミフルを処方され治療することになります。タミフルを飲めばすぐに熱が下がり、重篤な下痢や嘔吐も緩和されるようになります。しかし症状が緩和されたからと言って、タミフルをすぐにやめてはいけません。タミフルは医師の処方した期間きちんと飲む必要があります。医師の多くは5日以上タミフルを処方します。インフルエンザとは肺でウイルスが増殖することによって熱などの様々な症状があらわれます。そのためタミフルは肺でのウイルスの増殖を抑止する薬でもあります。ウイルスが完全に増殖せず、体内から全て排出されるには5日以上に日数が必要であるといわれています。そのたタミフルは最低でも5日飲み続ける必要があります。しかしこの薬を十代の人が服用することで稀に奇行や幻覚など異常行動が見られることがあります。異常行動によって窓から飛び降りて命を落とす人もいます。そのため十代の青少年が服用する際は、常に親の監視下のもとで服用するように気をつけなければいけません。

タミフルと他の薬は併用可能なのか

タミフルはインフルエンザ発症から48時間以内に服用することでウイルスの増殖を阻害し、症状を和らげて回復を促す効果があります。
日本国内では特に多く使用されている薬となっていますから過去に服用したことがあるという人も多いのですが、薬を飲む時には必ず「飲み合わせ」を考えなくてはなりません。
例えば血圧下降作用がある薬を二つ同時に飲むと血圧が危険なレベルまで低下してしまうということも在りますし、また意識を覚醒させる薬と催眠作用のある薬を同時に飲むと互いの効果を打ち消し合ってしまいます。
そうした飲み合わせは危険な物にもなりますし、薬の効果を消すものにもなるのです。
ではタミフルと他の薬の併用は可能なのかというと、基本的に併用によって死亡事故の可能性がある「併用禁忌」に指定されている医薬品はありません。
ただ漢方などに含まれるエフェドリンという成分と、栄養ドリンクなどに含まれるカフェインに関してはタミフル服用後は摂取しないようにするということが推奨されています。
これはマウスを使った動物実験の結果ですが、タミフルを注射したマウスに対してこれらの成分を投与したところ、明らかに異常な行動が見られるようになりました。
過去の日本では小児がタミフルを服用した後に異常行動を発して二階から転落するという痛ましい事故がありましたが、タミフルには少なからず、身体的状況や服薬状況などによって異常行動を発生させるリスクがあるとされるようになっているのです。
もちろん安全かどうかについては非常に厳格な基準で確認がされているうえ、そうした異常行動に関しては徹底的な安全管理が行われるようにはなりました。
ですが意図せずして先ほどのような成分を摂取してしまうと副作用のリスクが向上するわけですから、タミフル服用中は摂取しないように心がけましょう。